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土地活用プランナー

建物の構造と阪神淡路大震災の教訓〜地震対策〜

阪神淡路大震災の被害

 会報では何度もお話させていただきましたが、平成7年(1995年)1月17日の淡路島北淡町を震源とするマグニチュード7.3の阪神淡路大震災では、
淡路島、神戸市、西宮市、芦屋市などは、震度7の烈震に見舞われ、死者6,434人、重軽傷者43,792人、全半壊家屋274,181棟、消失家屋約7,500棟、
避難者約35万人。断水130万世帯。停電260万戸。ガス停止86万世帯。電話不通30万回線。同時多発火災約290件の大惨事に発展しました。

阪神淡路大震災建物の被害状況データ

 この地震は1923年に14万2000人以上が亡くなった関東大震災以来の甚大な被害をもたらし、近代社会においても数多くの方々が苦しみました。建物被害状況データによりますと、倒壊した家屋については、下記のような傾向が顕著にあらわれております。
はたして私たちはその時の教訓を本当にものにしたのでしょうか?
 私たちは、ご自身と家族の命を第一に考えなければなりませんが、賃貸オーナーの使命として「入居者の命」をも守らなければなりません。
築25年の建物は要チェックです。必ず、耐震診断を受けるか堅固建物への建て替えを検討しましょう。

【阪神淡路大震災建物の被害状況データ】

1.昭和56年以前の木造軸組み工法は非常に被害が大きかった。
2.昭和56年以前の建物は工法等に関係なく全般的に被害が多かった。

3.2×4工法、木質パネル工法の被害は少なかった。
4.鉄骨プレハブ棟の新しい工業化住宅は非常に被害が少なかった。
5.壁式コンクリート住宅は被害が非常に少なかった。
6.壁量の少ない建物の被害が目立った。
7.ピロティー形式の建物の被害が目立った。
8.鉄骨造の柱脚の被害が目立った。
9.鉄骨・RCの梁柱の接合部の被害が目立った。

地震対策を考え、新築・有効活用のときに選ぶ建設会社は?

注文建築と工業化住宅は、設計から施行まで大きく違います。
 注文住宅は規模によって、主に大工さんや工務店・ゼネコンが手掛けます。施行は現場監督のもと、多数の職人が係わって建物を完成させるため、良い現場長・職人に恵まれたときは素晴らしい建物が完成しますが、恵まれなかった現場は悲惨です。工業化住宅はハウスメーカーが手掛けます。経済産業省認定の工業製品住宅等品質管理優良工場の製品を手際よくスケジュールにしたがって組み立てますので、性能表示・施工管理がし易く、品質にむらがないのが特徴です。最近は商品開発が進んでいるメーカーと停滞しているメーカーがありますのでよく見比べてみてください。
 下記は、一般的な工法別比較表です。一概には判断できませんが、敷地に合った工法を選び後悔しない賃貸経営を目指しましょう。
【工法別比較表】

構造体

主な構造・工法
施工 コスト 品質のばらつき
木造
在来工法
(軸組工法)
大工・工務店
木柱を中心とした大工さんが工事する工法
ピンきり
現場主義
バラバラ
欠陥相談多し
メーカーは○
木造
枠組壁工法
(2×4工法)
プレハブメーカー
2インチ×4インチ柱を基本として
壁を作り建物全体を支える工法
均一
工業化
安定
鉄骨造
(S造)
軽量鉄骨軸組工法
工務店・ハウスメーカー
複数の鉄骨の柱を組み合わせる工法・工務店の在来とハウスメーカーの工業化の2種類
工務店:バラバラ
ハウスメーカー:安定均一
工務店:バラバラ
ハウスメーカー:安定均一
鉄骨造
(S造)
重量鉄骨構造
工務店・ハウスメーカー
太い鉄骨錆止めを塗った鉄骨に外壁材をあわせていく方法
工務店:バラバラ
ハウスメーカー:安定均一
工務店:バラバラ
ハウスメーカー:安定均一
RC
SRC
ラーメン構造
ゼネコン・工務店
鉄筋や鉄骨を組合わせ、型枠を作りその中に コンクリートを流し込む。
SRCはRC工法に鉄骨がさらにプラスされた工法
バラバラ 優良ゼネコン・工務店に当たれば○、メーカーは○、
はずれたら×
RC
SRC
壁式構造
ゼネコン・工務店
鉄筋や鉄骨を組合わせ、型枠を作りその中に コンクリートを流し込む。
SRCはRC工法に鉄骨がさらにプラスされた工法
バラバラ 優良ゼネコン・工務店に当たれば○、メーカーは○、
はずれたら×
※RC:鉄筋コンクリート造
※SRC:鉄筋鉄骨コンクリート造

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